環境への取り組み
カーボン・オフセット認証を取得 令和6年(2024 年)10月1日
「Ti-iro」ブランドのアクセサリー商品はカーボン・オフセット認証を取得しています。
認証番号 CO2-1012
地球温暖化が問題に
地球温暖化が世界の問題として初めて取り上げられたのは1985 年オーストラリア・フィラハで開催された「フィラハ会議」でした。以降、さまざまな研究者が、多くの国際会議で、地球温暖化防止のための条約や宣言がなされてきました。日本では1990 年「地球温暖化防止行動計画公布」が、最初の政府の地球温暖化対策でした。
1997 年、京都で開催された「京都議定書」では温室効果ガスを削減する数値目標と目標達成機関が合意されました。
省エネから始まる企業努力
企業にとっての「省エネ」とは、生産過程の無駄や工夫により生産に必要なエネルギーの量を減らすという意味で使われるようになりました。
弊社では、2011 年より、省エネに取り組んできました。省エネ診断から始まり、工場内の電力の無駄を「見える化」しました。その後、IoT を導入し、工場内の電力使用量を全て「見える化」し、ピーク電力と生産管理システムを連動し、電力使用の効率化を図りました。
そして、CO2 の排出削減「脱炭素・カーボンニュートラル」を目標にCO2 レーザーからファイバーレーザーにし、敷地内に液体窒素タンクを設置しました。
カーボンオフセット認証へ
さまざまな取組みの中から生まれた「カーボンオフセット」という制度を聞き、今までは自社として、社会から求められている「カーボンニュートラル」を実現するためのさまざまな改革をしてきましたが、商品を製造している以上、CO2 をゼロにすることは現状として難しく、このカーボンオフセットに取り組み、事業の中で排出される温室効果ガスに責任を持ち、積極的に排出削減活動を行うことを決めました。
まずは、社内の一部門・自社ブランドの「Ti-iro®」での認証取得に取り組みました。カーボンオフセット商品や弊社の取組みが、気候変動対策、地域活性化および持続可能は発展に寄与することができることを楽しみにしていますし、どのような形で評価されるかも楽しみです。
企業としての責任を形に
自然環境を大切にすることは、未来への取組みであり、社会が求めていることにしっかり対応していくことが、会社の将来にも繋がると感じています。少しでも環境について、CO2 削減について認識を持ち、社会だけでなく全世界が自らの行動に責任を持たなくてはならないと考えました。
「カーボンオフセット」制度の認証は、地域でも初と言われました。今まで通り「まずはやってみよう!」のチャレンジ精神を発揮し、中小企業の意識改革の先駆けになり、環境へのプラスのスパイラルを作っていきたいと思います。
これまでの歩み
- 令和2年(2020年)
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新たに省エネ対応の「新設備」を導入
IoT を導入し、志村プレスの強みでもある、大企業ではできない多品種小ロット生産のシステムを確立。
新たな省エネ対応できる設備を導入。
- 平成31年(2018年)
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エネルギーの見える化「エネルギーマネジメントシステム(EMS)」を導入
中央で稼働情報を把握し制御するエネルギーマネジメントシステム(EMS)を、 独自に自社バージョンとして確立。莫大なコストダウンと省エネルギー化に成功。
- 平成25年(2013年)
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「エネルギーコスト」の見直しを開始
多彩な設備の導入に伴うエネルギーコストを見直すため、 専門家による省エネ診断を受ける。